舟山やすえ 参議院議員からのメッセージ
祝 最上小国川の“真の治水”を考える緊急シンポジウム
最上小国川の“真の治水”を考える緊急シンポジウムの開催、おめでとうございます。
小国川における治水の必要性は十分に認識していますが、その方法について、まだ十分に検証されていないのではないかと思っています。
昨年末に、知事はダムによる治水を決定したわけですが、本当にダムによる治水しか方法はないのか、議論は十分尽くされたのか、環境に与える影響等の検証は十分なのか、疑問がたくさん残ります。私からも県に対して、何度かこの点につき正しましたが、すでに結論は出た、環境影響調査は、ダム調査と平行してしっかりとやっていくということだけでした。
今までの経過を見ると、推進派、反対派がそれぞれ別々に持論を展開するだけで一致点がなかなか見出せなかったような気がします。私は、それぞれが同じテーブルについて、真の治水のあり方を科学的、論理的に議論すべきだと再三指摘してきました。
私たち民主党は、すべてのダムについて、治水・安全性の観点から、一度ゼロベースで再評価し、その上でダムによる治水が必要なのか否かを判断すべきと考えています。
本日は、所用により出席できませんが、河川工学、防災工学の専門家である今本先生、川辺川ダムにかかわられた相良村の矢上前町長さんなどの参加をいただき、科学的知見からのわかりやすい議論が展開されることと思います。
ぜひ、活発な議論のもと、多くの人の納得を得られるような、有意義なシンポジウムとなりますよう、心から祈年申し上げます。
平成20年11月9日 参議院議員 舟山やすえ